rplsChapで簡易チャプタをつけてみる

BDAV にだんだんハマってきた。DIGA につっこんで見ていたんだけど CM すっ飛ばしたりするのが面倒だったのでチャプタつけ。

rplsChap

てことで rplsChap を使う。

rplsChap は chotBDAV で作成した rpls プレイリストのデータに指定したチャプタ情報を埋め込んでくれるソフト。

 > rplsChap.exe
 uses: rplsChap rpls_file clpi_file [output_rpls_file] [option]
   -f fps : フレームレートを強制設定
   -k chap_file : チャプタファイルを指定(フレーム番号)
   -t chap_file : チャプタファイルを指定(時刻)
   -ok chap_file : チャプタファイルを作成(フレーム番号)
   -ot chap_file : チャプタファイルを作成(時刻)
チャプタファイルを出力する

時間ベースのチャプタファイルを出力してみる。

 > rplsChap.exe .\BDAV\PLAYLIST\00001.rpls .\BDAV\CLIPINF\00001.clpi -ot 00001_chap.txt

オプションに -ot をつけると時間ベースのチャプタ情報を吐き出す。吐出されたファイルの中身を見てみると、以下のような感じで HH:MM:SS.MS のフォーマットで書かれていることがわかる。

 00:00:00.216
 00:27:59.894


今度はキーフレームベースのチャプターファイルを出力してみる。

 > rplsChap.exe .\BDAV\PLAYLIST\00001.rpls .\BDAV\CLIPINF\00001.clpi -ok 00001_key.txt

オプションは -ok を使う。この場合以下のようにキーフレームベースで情報を吐き出す。

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 50346
チャプタ情報を埋め込んでみる

予め AviSynth (AVSP) とか AviUtl とか VirtualDub とかで m2ts ファイルを読み込んで、チャプタを打つところを決めておく。あとはチャプタファイルをテキストエディタなり何なりで編集してしまえばいい。

その後 rplsChap を使って埋め込む。

 > rplsChap.exe .\BDAV\PLAYLIST\00001.rpls .\BDAV\CLIPINF\00001.clpi 00001.rpls -t 00001_chap.txt

書式はこんな感じ。

 > rplsChap.exe ${入力rpls} ${入力cpli} ${出力rpls} -t ${時間ベースチャプタ情報}
 > rplsChap.exe ${入力rpls} ${入力cpli} ${出力rpls} -k ${キーフレームベースチャプタ情報}


最後に、作成した rpls ファイルを BDAV 用のディレクトリの PLAYLIST のところに上書きする。

再生

例によってイメージ化して PowerDVD8 で再生してみる。とりあえず再生できるみたい。


ちなみに DIGA くんでもチャプタを認識した。上出来。

注意?

チャプタ情報ファイルの1行目はゼロから始まっていないんだけど、チャプタ情報を埋めこむとその数値+1行目の値で情報が入るみたい? まぁずれてもコンマ数秒だしあまり実害はないんだけど、仕様がよくわからない。

先日のBDAV作成をもうちょっと考える

先日の PT2→BDAV 作成をもうちょっと頑張ってみる。

指定PIDの抽出

BS2 のような SD の場合、予め PID で切りだしておかないとダメだったりする。


今回は TsSplitter を使う。


オプションに少し悩む…。

最低限 EPG 情報を残す (-EIT) オプションを付けておく必要がある模様。これをつけると NIT/SDT/EIT/TOT (PID:0x10/0x11/0x12/0x14) も一緒についてくる。いくつかオプションを指定しているけど、とりあえずこれだけは忘れないようにしておくこと。

つけない場合 ts2pts.exe で以下のような感じ (not exist...) で失敗する。

 > ts2pts.exe -i test01.ts -o 00001.m2ts -b
 analyzing TS [test01.ts]
 PAT:OK
 PMT:OK
 NIT:OK
 not exist PAT/PMT/NIT/TOT/EIT/SDT/BIT

NIT とか EIT とかなんぞや?というときは↓を読む。

wikipedia:MPEG-2システム

他のオプションは適当に。 HD 放送なら HD を残せばいいし SD なら SD 放送を残せばいい。 BIT で not exist エラーを吐くのが気持ち悪ければ PID 0x24 も残すようにするといいが、 SD 放送の場合にはなぜか残らない。

BIT はなくても通るので、まぁあまり気にしない。

DVDに焼いたらどうなるの?

DVD-R 一枚におさまるサイズで BDAV 形式で作ってみた。ライティングフォーマットは UDF2.50 を使用。とりあえず手持ちの BW770 に読ませたら AVCREC の DVD として認識してくれてちゃんと再生できた。まぁ 4G ちょっとだと地デジで1時間程度しかおさまらないからネタにしかなりませんけど。

wikipedia:AVCREC

字幕と第2音声について

先日未確認と書いた字幕と第2音声について。

NHK-BS2 でやっている韓国ドラマ (イ・サン) と、地上波 TBS のアニメ会長はメイド様!BDAV 形式に焼き付けて DIGA くんで確認してみたところ、字幕の再生・第2音声での再生ともに問題なく行うことが出来ることを確認した。

バッチファイル

いちいち 1 つづつコマンドを打ち込むのが面倒なのでバッチファイルを作った。

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