地デジのSD放送の色を確認する
WORKING!! が早くも再放送されています。
これは本放送と違ってサブチャンネルをつかった SD 放送なんだけど、そのまま MPEG2 デコーダ通して再生してみると本放送時や DVD のやつと結構色が違うことに気がつくんじゃないかと思います。 WORKING!! のタイトルロゴの黄色とかオープニングの黄色や緑色の部分を見比べると分かりやすいです。
地デジの仕様を忘れてしまいましたが、確か SD でも色変換に BT.709 を使うんですよね。DirectShow 通してそのまま見ると、 DirectShowのデコーダ (レンダラ?) が縦解像度で判断するせいか、 SD サイズのものは BT.601 で決め打ちで色空間を再現しようとして微妙な色の違いを産み出してしまうようです。(どちらかというと地デジがイレギュラーな気がしますが)
てことで AviSynth スクリプトを書き avs2bmp.exe で同じフレームを出力して検証してみました。
検証結果
見た感じ以下は一緒ですね。ブラウザだと 2 つ開いて切り替えると分かりやすいです。
- DVD ソースを BT.601 コンバートかけたもの
- 地デジ SD ソースを BT.709 コンバートしたもの
本来 BT.601 で取り扱うべき DVD ソースを BT.709 で展開すると、赤くなりすぎているように見えます。 また本来 BT.709 で取り扱うべき地デジ SD ソースを BT.601 で展開すると、色が淡くなってしまっている感じですね。
てことで、気にする人は地デジ SD 放送も BT.709 で取り扱いましょう。