クロジ 12/4

クロジの舞台。
金曜日に観ているので、全体のストーリーは分かってしまっていました。
というわけで、

  • 主役のふたり (=福圓美里・松崎亜希子) ではなく、

ある意味今回のカギとなる、

に着目して観ておりました。
別に、「小島めぐみスゲー可愛い〜」とか思ってたわけではありませんよ。えぇ。(汗


ネタバレしますが、
福圓さんは普通の人間ではなく、既に自殺した幽霊「千恵子」役、
松崎さんはそのルームメイト (だった) 「美津子」役。
千恵子は、実は小島さん演ずる「サリナ」の父と不倫の関係だったが、
それに悩んでいた千恵子は、
サリナ父との別れ際に言われたサリナの一言が最後の引き金となって自殺してしまう。
しかし大好きなルームメイトである千恵子の死を認められない美津子の思念と、
実はその場所に自縛霊として住んでいた、仲西環さん演ずる「タマコ」の霊力によって、
千恵子は毎晩同じ時間に現れ、同じ時間に自殺する「時を繰り返す幽霊」になってしまう。
しかしてサリナは、残念ながらその後白血病で病死する。
そして千恵子のことが気になってこの部屋にやってきたが、
その千恵子が実は死んでいたことを知り、やっぱりこの部屋に居付く霊になってしまった。


という背景があったので、
サリナとタマコをずっと観ていたわけですね。


で、どうだったかと言うと、
サリナはこわーい目でずーーーっと千恵子を観てました。
タマコは一見子供だけど、ところどころ他の霊と違うところがあったり、
初回を観て、今回違う目で観てた甲斐はあったかなぁと。


それにしても、陰陽師若林直美さんははっちゃけてましたねー。
パンフに書いてありましたけど、師匠は本当になだめる役になりきらざるを得ない感じで。
衣装は派手だし動きも派手だし言い回しも派手?だし。
若林さんってあんまり知らなかったけど、よくよく見てみたら
昨日のアニスパに出てたアイドルマスターのうちの一員ではないですか。(^^;


−−−−−−
なんかいろいろまとまりないけど、総括。
福圓さん松崎さんのコンビは無敵。仲良しっぷりと友情が伝わってきた。
そしてところどころに散りばめられるコメディ、これもよし。
コメディでも、オカマにキスされる男は可愛そうだが。(笑)
パロディとかは、これは多分年代的に自分と同じくらいの人なら大笑い。
ストーリーも、(女の)友情、人生を不意にするなというメッセージ、よし。
最後、サリナが転生してきたかのごとく、美津子とルームメイトになるというのは、
なんだかサリナと千恵子からの美津子への贈り物みたいな感じもして、心温まった。


難点。
あんまりないんだけど。
最後、サリナが成仏した理由がイマイチわからん。
千恵子の本音だけで成仏するか?
最後、タマコが他の霊たちと一斉に成仏した理由がイマイチわからん。
100年の怨霊ってそんなに弱いか?
最後、父が突然出てきて無理やり収拾つけた感じはちょっとイヤ。


でも。
なんだかんだで面白かったです。
クロジの公演はまた観にいくと思うな。