複数デバイス接続時に adb shell する方法

デジタルガジェットが好き好き大好きな人の中には、複数の Android 端末を PC に接続している人もいることでしょう!

そんなときに adb したい場合……

コマンドプロンプトなら

コマンドプロンプトなら、こうしますよね。

> adb devices
List of devices attached
ABCDEFGHIJ      device
20080411        device

> adb -s 20080411 shell
root@android:/ #

上記は adb shell の場合ですが、このように -s device名 をオプション指定してやればいいのです。

では PuTTY なら?

コマンドプロンプトではなく ADB enhanced PuTTY を使っている方もいるかと思います。私もそう。ではその場合に -s device名 の部分をどうするのか?

実は最近までその方法がわかりませんでした。ヒントは ココ にあっていろいろ試していたのですが、なぜかこのとおりやってもダメで。どーしてもできませんでした。

しかし以下から入手できる PuTTY.exe を導入することでようやく解決しました。

導入方法

もちろん adb shell できることが大前提です。環境構築までは終わってるものとします。

1. http://marijuana.ddo.jp/is01/index.php?moddir=downloads&action=single&lid=55&cid=1 からバイナリを落としてきます。

落としてきたら解凍してどこか好きなところに展開しておきます。

2. device ナンバーを確認します

コマンドプロンプトを開き adb devices します。

> adb devices
List of devices attached
ABCDEFGHIJ      device
20080411        device

表示されたデバイスナンバーをメモしておきます。

3. 落としてきた PuTTY.exe を実行して設定します。

設定はこんな感じ。



  1. 「Connection type」のボタンで 「ADB」 を選択。
  2. 「ADB connect」 には 「transport:device名」 を入れる。
  3. ほかは適当に。例では ONDA Vi10 への接続なのでセッション名に adb-shell:ONDA Vi10 なんて入れてます。



  1. 左側の 「Category」 のところから 「Connection」→ 「Adb」 と開いていきます。
  2. 「adb port connect to」 のところに 「transport:device名」 を入れる。
    • ここを設定すると Basic Option の ADB connect の表記も勝手に変わります。
  3. 「adb start-server」 「adb kill-server」 辺りは好みで可。
    • 「adb kill-server」 を ON にしていると、複数窓のうち 1 つでも閉じると全部落ちます。
4. 接続します。

「Open」 を押して接続します。


最初ちょっと面倒ですが、一度設定さえしてしまえば、便利ですよね。