wine
Linux にもエディタはいろいろあるんだけれど、vi (vim) は自分にはダメで。emacs は昔つかってみて重すぎて慣れなかったので、ずーっと Gentoo 標準(笑) の nano を使っていたんだけど、どうせなら秀丸とか動かしてみたくて wine を入れてみた。
自分:秀丸とゲームが動けば Windows なんていらないのに!
某えらいひと:秀丸くらいなら wine で動きそうだけどね…w
自分:そ れ だ !!
まず wine をインストール。
wine のインストール
$ eix wine ← これで wine についてとりあえず検索して、フラグを確認 * app-emulation/wine Available versions: 1.0!t ~1.0.1!t 1.1.0!t 1.1.1!t 1.1.2!t 1.1.3!t 1.1.4!t 1.1.5!t 1.1.6!t 1.1.7!t 1.1.8!t 1.1.9!t 1.1.10!t 1.1.11!t 1.1.12!t ~1.1.13!t ~1.1.14!t ~1.1.15!t ~1.1.16!t ~1.1.17!t ~1.1.18!t ~1.1.19!t ~1.1.20!t ~1.1.21!t ~1.1.22!t ~1.1.23!t ~1.1.24!t **9999!t {X alsa cups dbus esd gecko gnutls hal jack jpeg lcms ldap nas ncurses opengl oss png samba scanner ssl win64 xcomposite xinerama xml} Homepage: http://www.winehq.org/ Description: free implementation of Windows(tm) on Unix $ emerge -pv wine ← 依存関係とかを一応確認 $ sudo emerge -av wine
- 参考
- eix は portage の検索ツールです。データベース作ってそこから検索するんで、emerge -S するより速いです。find コマンドに対する locate コマンドみたいな感じでちょっぱやです。portage ツリーが更新されるたびにデータベース構築する (update-eix) 必要がありますが、emerge --sync の替わりに eix-sync って打てば、emerge --sync & update-eix してくれます。オススメ。
インストールはこれだけで終わります。
wine で日本語…
X 上で winecfg ってコマンドで一通り設定してみます。
$ winecfg
フォントが豆腐です…検索してみたところ google:wine 日本語 フォント、こうするといい感じらしいです。
$ cd ~/.wine/drive_c/windows/Fonts/ $ ln -s /usr/share/fonts/ipamonafont/ipagui-mona.ttf .
wine で使用しているフォントディレクトリに、IPAモナフォントのゴシックへのリンクを貼るだけです。この後、winecfg すると、綺麗なフォントになります。
wine で日本語入力
自分は xdm + slim + xfce4 で X を使っているのですが、最初 wine で日本語入力ができませんでした。調べた結果、環境変数の設定を行えばよさそうだということはわかりましたが、どこに書けばいいかなかなかわかりませんでした。
# .xsession に書いても反映されないんだよね。
そこで、自分の場合、こんな感じで調べました。
- /etc/rc.conf で XSESSION はコメントアウトしてある
- /etc/conf.d/xdm で DISPLAYMANAGER="slim" になっている
- /etc/slim.conf で login_cmd exec /bin/bash -login /etc/X11/xinit/xinitrc と書かれている
- /etc/X11/xinit/xinitrc の中身を見る
- ↑の中を見る限り、~/.xinitrc があればそれを参照し、そうでなければ共通の設定で起動
Gentoo で xdm + slim + xfec な場合、~/.xinitrc を見てるのね、てことで、~/.xinitrc を編集して以下のようにしておくことにしました。
export LANG=ja_JP.utf8 export LC_ALL=ja_JP.utf8 ← おまじないw export XMODIFIERS="@im=SCIM" export GTK_IM_MODULE=scim export QT_IM_MODULE=scim scim -d & ← 書かなくても xfce 起動時に勝手に起動するから要らないかと思ったけど、要る exec startxfce4
これでログインしたところ、うまくいきました。ちなみにscim-anthy を使っています。注意点は、XMODIFIERS のところの SCIM は大文字で書くということ…小文字だとうまくいきませんでした。
その他
user.reg に以下のことを書き足しています。
参考元
- @IT:Linuxで動く便利ツール[Wine](2/2)
- SCIM+Anthyにてwineの日本語入力を可能にする - ccsakuの日記
- http://fun.poosan.net/sawa/index.php?UID=1171815292
[Software\\Wine\\Fonts\\Replacements] 1240428288 "MS Gothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x30b4\x30b7\x30c3\x30af" "MS Mincho"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x660e\x671d" "MS PGothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x30b4\x30b7\x30c3\x30af" "MS PMincho"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x660e\x671d" "MS UI Gothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc UI\x30b4\x30b7\x30c3\x30af" "\xff2d\xff33 \x660e\x671d"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x660e\x671d" "\xff2d\xff33 \xff30\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x30b4\x30b7\x30c3\x30af" "\xff2d\xff33 \xff30\x660e\x671d"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x660e\x671d" [Software\\Wine\\X11 Driver] 1129995218 "ClientSideAntiAliasWithRender"="N" "InputStyle"="onthespot"
なお、現在使っているパッケージのバージョンはこんな感じでした。